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『トーマの心臓』

『トーマの心臓』

Studio Life

チケット取扱状況

  • 販売終了しました

  • [入場期間] 2022年9月15日 (木) 〜2022年9月25日 (日)

シアターサンモール(東京都)

〒160-0022

東京都新宿区新宿1丁目19−10サンモールクレストB1

アクセス:地下鉄丸の内線 新宿御苑前駅 大木戸門方面出口より徒歩3分

公演内容
ABOUT

●「トーマの心臓」上演によせて 倉田 淳

1974年に発表され、今尚、読み継がれ、愛され続けている萩尾望都作品「トーマの心臓」。
劇団スタジオライフは1996年に初舞台化させていただいてから繰り返し上演を重ねて参りました。稽古の度毎に新しい発見があり、上演の度毎に更なる深淵へ導かれる思いです。そして真摯に作品と向き合うことの大切さを教えてくれます。最早、「トーマの心臓」は劇団スタジオライフのバイブルと言っても過言ではないと思います。

ドイツのギムナジウム、シュロッタ―ベッツ学院とその寄宿舎を舞台に繰り広げられる少年たちの物語。瑞々しい感受性と痛々しい程の純粋さが、図書室の一隅で、礼拝堂の片隅で、寄宿舎の高窓の下で交錯してゆきます。黒髪の優等生ユーリ、複雑な家庭環境を持つオスカー、美しい母への愛が総てのエーリク、彼らは出会い、傷付き、許し、次なる未来への扉を開いてゆきます。10回目の上演となる今秋、この美しく深い物語を大切に丁寧に舞台の上に展開させていただきたく思っています。


●「スタジオライフ」という宝物 2022年 7月 1日 萩尾望都

「スタジオライフ」が再び「トーマの心臓」を上演すると聞きました。1996年の初演は見ていませんが1997年の再演からは欠かさず見てきました。公演ごとに舞台に変化があり役者が成長していく姿を見てきました。一歩また一歩と演出家の倉田淳がその舞台を大切に大切に育てていく様が感じられました。忍耐と愛。期待と愛。倉田淳の創作が美しいものへ向かって結実していく過程を見てきました。

河内喜一朗選曲の音楽が舞台に流れ出すと、一気に「トーマ」のギムナジウムに引き込まれます。たくさんの役者が思い浮かびます。初演の頃エーリクを演じてくれた児玉信夫さん、深山洋貴さん、目の大きな及川健さん。曽世海司さんは公演ごとに色々な役を演じていましたが私は包容力のあるバッカス役が忘れられません。山崎康一さんのユリスモールは立った足の角度まで漫画そっくりだったと友人が言っていました。山本芳樹さんのユリスモールは本を抱きしめて止まらない涙を流していました。細い笠原浩夫さんのビジュアルは本当にオスカーがいたのかと思わせるほどでした。鞭を振るうサイフリート役の澤圭一さんは色っぽく、なのに場面転換の時は図書室の本棚を動かして裏方をやっていました。レドヴィ役の石飛幸治さん、林勇輔さんが、トーマの思い出を語るとしみじみとしました。河内喜一朗さんがトーマの父親役で舞台の上の笑顔を思い出します。
シドを演じた楢原秀佳さん、ミュラー校長を演じた藤原啓児さん。学園の生徒たちやユリスモールの家族。「トーマの心臓」の番外編「訪問者」であの背の高い岩崎大さんがチビのオスカーを演じました。グスタフを演じた甲斐政彦さんの不思議な色気も忘れられません。青木隆敏さん、関戸博一さん、奥田努さん、松本慎也さん、多くのシーンが浮かびます。倉本徹さん。どのシーンも、大切な宝物です。全ての役者さんに、感謝いたします。

倉田さん、いつも心に残る舞台に感動しています。終演後の打ち上げでいつも、ありがとう、お疲れ様と言っていますが、言葉に出す以上に感謝しています。「スタジオライフ」に出会えたことは私の大きな喜びですし、舞台に関わるスタッフや役者さんたちの熱意が、誠実さが、毎日の励みになっています。
9月から上演される「トーマの心臓」を楽しみにしています。1960年代から70年にかけての、まだ学生が粋がってタバコを吸い、どこかでは蒸気機関車が走っていたアナログな世界、私の好きなヘッセがどこかにいるドイツの世界に、今回も連れて行ってもらえると思います。
歳月は過ぎてゆくものですね。でも全てが消え去っても思い出は残る。これまでの「スタジオライフ」と共に、9月の舞台も大切に抱きしめて、宝物にしたいと思います。


【指定席引換券】
当日、開演の45分前より受付にて座席券とお引換えください。
連席をご用意できない場合がございます。予めご了承ください。

【注意事項】
※受付開始は開演の45分前、客席開場は開演30分前となります。
※公演によって出演者が異なります。終演後イベントあり。

※シアターサンモールは劇場が地下にありエレベーターはございません。車椅子でご来場をご予定のお客様、また階段のご使用が難しいお客様は必ず事前にご相談ください。
 TEL:03-5942-5067(平日 12:00〜18:00) 
 Mail:ticket@studio-life.com(平日のみ対応)

<観劇マナーについて>
※上演中の私語や、周りのお客様のご迷惑となる行為、上演を妨げる行為はお控えくださいますよう、お願い致します。
※上演中は、スマートフォン、携帯電話、アラーム等音の出る機器の電源はお切りください。また、物音を立てる行為もご遠慮くださいますよう、ご協力のほどお願いいたします。
※場内でのカメラ・携帯電話などによる写真撮影、映像の撮影、音声の録音、通話等は、固くお断り申し上げます。
※後方やお隣付近にお座りのお客様のご迷惑にならないよう、帽子等の視界を塞いでしまうかぶり物は場内ではお取りいただきますようご協力お願いいたします。
※客席での飲食は禁止です。

公演ホームページ
http://www.studio-life.com/stage/thoma2022/
出演
Legende: 山本芳樹(ユーリ)、笠原浩夫(オスカー)、松本慎也(エーリク)、宇佐見輝(アンテ)、青木隆敏(レドヴィ)、船戸慎士(バッカス)、曽世海司(サイフリート)、関戸博一(ヘルベルト)、前木健太郎(リーベ)、牛島祥太(イグー)、楢原秀佳(ブッシュ)、伊藤清之(シェリー)、緒方和也(エリザ)、緒方和也(シュヴァルツ)、楢原秀佳(ヴェルナー)、大村浩司(アデール)、藤原啓児(ミュラー校長) / Cool: 青木隆敏(ユーリ)、曽世海司(オスカー)、関戸博一(エーリク)、伊藤清之(アンテ)、山本芳樹(レドヴィ)、緒方和也(バッカス)、笠原浩夫(サイフリート)、松本慎也(ヘルベルト)、前木健太郎(リーベ)、牛島祥太(イグー)、楢原秀佳(ブッシュ)、宇佐見輝(シェリー)、大村浩司(エリザ)、船戸慎士(シュヴァルツ)、楢原秀佳(ヴェルナー)、大村浩司(アデール)、藤原啓児(ミュラー校長)
スタッフ
原作: 萩尾望都 / 脚本・演出: 倉田淳
公演期間
2022年9月15日 (木) 〜2022年9月25日 (日)
販売期間
各公演直前まで
チケット料金
指定席引換券(一般)

[定価]
¥8,500
22% offさらに渋谷店(SHIBU HACHI BOX)、浅草店ではCポイント券3000Pゲット
公演コード
C0027T
取扱店舗
TKTS渋谷 SHIBU HACHI BOX shibuya-san銀座浅草文化観光センター新宿観光案内所福岡天神
※Webサイトや店頭サイネージに表示されている公演でも、お越しいただいた時点で完売している場合がございますので、ご了承ください。