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最果タヒ展

最果タヒ展

チケット取扱状況

  • 販売終了しました

渋谷パルコ4F パルコミュージアムトーキョー(東京都)

〒150-8377

東京都渋谷区宇田川町15-1

アクセス:

公演内容
最果タヒ展
われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。


言葉が、私を飛び越える。
新しい詩の運動をまきおこしてきた
現代詩人・最果タヒによる、言葉を体感する
インスタレーション!


最果タヒ展とは
スマートフォンで詩を書き、現代の感情を繊細かつ鋭く表現する最果タヒの作品発表の場は、書籍はもちろんインターネット上にもとどまりません。今回の「詩の展示」は至る所に詩が展開された空間を、読者が歩き回って体験するインスタレーションです。会場にあるのは、作品があなたに読まれ、初めて意味を持つものであってほしいと願う、最果タヒによる「詩になる直前」の言葉たち。それらを追いかける体験を通して、自分の心が動く言葉やその瞬間、あるいは目が無意識に読んでいる感覚に気づくような、言葉との新たな出会いが生まれるでしょう。

作家Message
言葉は、常に運動をしている。何億人もの人がその言葉を用い、それでいて、それぞれが少しずつ違った意味や印象を、言葉の向こうに見出している。だからこそ言葉は、刻々と変化し、運動を続けている。
わたし一人が、言葉を一方的に、道具として用いることなどできず、常に、言葉が抱える無数の意味や価値の渦に巻き込まれていく。そのコントロールのできなさ、言葉に振り回される瞬間に、わたしは「言葉に書かされている」と感じます。それは時に、わたしよりも深く「わたし」を捉える言葉となる、わたしを飛び越えた、別の何かへと変貌する言葉となる、それこそが、わたしにとっての「書く喜び」です。言葉がわたしの代弁者として、世界へ出ることなどありません。わたしはいつも置き去りにされ、そこが痛快であるのです。
知らない自分に、言葉で会うこと。それは、自分の底さえ突き破り、その向こうの、自分ですらないものへと、繋がることだ。だからこそ言葉は、書かれ、他の誰かに読まれることをじっとじっと待っている。

詩の展示。
言葉が、わたしを飛び越える。
それは、「読む」瞬間もきっと同じです。読むことは、与えられた言葉を受動的に読むのではなく、その言葉を自分だけの言葉へと変容させていく行為だと思う。そのとき、言葉の変化は、読むその人の予想を、そしてその人自身を、時に追い越していくだろう。それは「書かれた言葉」のスピードであると、読み手は思うのかもしれない。けれど、あなたも加速している、あなたの言葉が、加速している。そのスピードを、肌で、気配で、空間として、感じられる場所を、私は「詩の展示」と呼んでいます。

われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。あなたしか立つことのできない確かな星から、どうか、言葉を見に来てください。

最果タヒ
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【日程】
2020年12月4日(金)〜12月20日(日)
※会期中休館日なし

【時間】
11:00 - 21:00
※入場は閉場の30分前まで。
※営業日時は感染症拡大防止の観点から変更の可能性があります。
※イベント実施等により、開館時間を変更する可能性がございます。
※渋谷PARCO営業日時をご確認ください。https://shibuya.parco.jp/

公演ホームページ
https://iesot6.com/
出演
スタッフ
公演期間
2020年12月4日 (金) 〜2020年12月20日 (日)
販売期間
12月20日(日)19時まで
チケット料金
入場券(一般)

[定価]
¥800
公演コード
X00134
取扱店舗
TKTS渋谷 SHIBU HACHI BOX 銀座新宿観光案内所福岡天神
※Webサイトや店頭サイネージに表示されている公演でも、お越しいただいた時点で完売している場合がございますので、ご了承ください。